2024-03-22 前に 詩 長く続いた、粗野な言葉の圧力。枠づけるべきでないものを、無理やり枠づけようとする不合理。そこに覆いかぶさった、見えざる細菌の圧。 人は壊れやすい器。その事実を、あらためて思い知らされ。 寄らば大樹の陰。その大樹が内側から腐敗し、じき倒れることがわかっていて。それに気づかぬふりをするのも、世の知恵。けれど。 型崩れした良心を仕立て直し。魂の結露を払い。据えるべきものを体の中心に据え。 もう一度、前に向き直る。