見張りが朝を

日本キリスト改革派岐阜加納教会牧師のブログ

キリスト教のポイント

奇跡の問題

奇跡は、おそらくは聖書を読む際のひとつのつまずきであろうと思います。福音書にも主イエスの数々の奇跡が記されています(病める者の癒し、パンの奇跡、湖上を歩かれたこと、死者を命に返されたこと等)。わたしたち現代人は合理主義、科学万能主義の中で…

原罪(2)

旧約聖書創世記3章1節以下は、アダムと妻がどのようにして罪に堕ちたのかを記します。この聖書箇所を読んでわたしたちが知らされることは、ここにわたしたち自身がいるということです。「アダム」とはもともと人間という意味です。つまり最初に造られた人…

原罪(1)

キリスト教では原罪ということを言います。最初の人間アダムの罪を全人類が生まれながらに背負って、引き継いで生まれてくるということです。これはなかなか受け入れるのがむずかしい事柄なのではないかと思います。私自身も、原罪ということを最初に聞かさ…

罪と死

聖書における罪という言葉の根本的な意味は「的を外れる」ということです。人間は被造物であり、造り主である神と共に生きるべき存在です。その人間が造り主のもとを離れること、みずから創造の秩序に背き逆らい、自身が神の恵みと命によって生かされている…

摂理

摂理。もともとは「前もって知る」という意味の言葉です。ここでの「知る」とは、ただ知識として知るということにはとどまりません。「配慮する」「思い巡らせる」「愛する」という意味合いをも含む言葉です。親は子を生んだ後にそのまま放っておくことをし…

人間

神は言われた。「我々にかたどり、我々に似せて、人を造ろう。…」(創世記1章26節)主なる神は、土(アダマ)の塵で人(アダム)を形づくり、その鼻に命の息を吹き入れられた。人はこうして生きる者となった。(同2章7節) 人間の創造は、他の造られた…

創造

初めに、神は天地を創造された。(創世記1章1節) 聖書全巻は、この言葉によって語り始められます。 神の創造は「無からの」創造でした。木を切り出して家や家具を作る。小麦をこねてパンを作る。このように、すでにあるもの(素材)を用いて何かをつくる…

神(4)

昔から多くの人々が(よく知られた哲学者たちも含めて)神が存在することを証明しようとしてきました。世界は運動をしており、その世界の動きのおおもと、第一原因、第一動力ともいうべきものが神であるとか、物事に結果と原因とがあり、その因果の法則を操…

神(3)

近代のヨーロッパでも無神論が唱えられました。神学生の時に授業で、あるドイツの哲学者について学んだことがあります。神とは人間が生み出したものにすぎないという主張を展開した人です。かいつまんで紹介すればこうです―人間のうちには幸福を求める自己愛…

神(2)

聖書は「ただひとりの」「生けるまことの神」(ウェストミンスター小教理問答問5)を証しする書物です。キリスト者にとっては神の存在は当然のことですが、いわゆる無神論者と呼ばれる人々もあります。日本の国にも、またわたしたちの周囲にも、神などない…

神(1)

神とはどのような方か。答えるのがなかなかむずかしい問いかもしれません。神はわたしたち人間を超えておられるからです。しかし永遠者、超越者であられる神を、人間の限られた言葉をもってある程度は言いあらわすことができるでしょう。 ウエストミンスター…

聖書

神を知ることによってはじめて人生の意味と、世界の真理と歴史の意味を知ることができます。人生の目的も確かなものとされます。ではどのようにして神を知ることができるのでしょうか。聖書をとおしてです。聖書なしには神を知ることはできません。聖書はキ…

人生の目的

ウエストミンスター小教理問答の問1は「人生の主要な目的は何ですか」と問います。この問いを初めて目にされたある方が、わたしはもう何十年も生きてきたのに、人生の目的などということを考えたこともありませんでしたとおっしゃったのを、今も覚えていま…