2024-06-08 待合室 詩 外界から遮断されているわけではなく、かといって外界と同じ空気が流れているのでもない場所。 事が事務的に運ばれているようで、書類からはみ出る見えない抵抗力を感じる空間。 動物や樹木の名を忍ばせた名字を持つ人々は、固有のしかたで反応するセンサーをめいめいに宿している。