人生の目的はどこにあるのか。どのような命を生きるべきなのか。
それをあやまたずにとらえること。大切なことです。
この世的な業績を上げること。この世で名を上げ、成功をおさめ、高い地位を得ること。
そうしたことを人生の目的に据える人々は、少なくないと思います。
しかし、それらにはるかにまさって―
愛すること。赦すこと。和解をつくり出すこと。
それらこそきわめて大きな、有意義な、宝もののような価値をもつことではないでしょうか。
そうした命を生きることができたなら。そうしたたたかいを、愚直に担うことができたなら。
一度きりの地上の人生は、豊かに満ち足りるのではないでしょうか。