見張りが朝を

日本キリスト改革派岐阜加納教会牧師のブログ

転換

ブラザー・ロジェは語ります―世界の中心を自分の中に置くとき、自己中心に陥り、創造的な力、愛する力が妨げられる(『心の垣根を越えて』)。

神を知らないうちは、自分が一番大きな存在です。神との出会いによって、自分をはるかに超えた存在があることを知るに至ります。

自分を見つめることしか知らなかった者が、神のまなざしを与えられる。世界と人生を見るまなざしが、自分から神へと移し変えられる。そこに、人間の根本的な転換ということが起こります。
コペルニクス的転回。神との出会いによって、これがひとりひとりの人間に起こります。

真の意味における、人間の命のいとなみが、そこから始められます。そこから、視野がひらかれます。ものが見えてきます。